新米のtrance/forme

独り言です。心と体のバランスをとるために。

明日から後半戦。

どうやら、先週で4月から数えるとちょうど1年の半分が終わったらしい。4、5月が休みだったので(出勤はしていたのだが...)、「半分終わったー!」なんて実感は、まったくない。

思えば、改めて今年は、イレギュラーな事ばかりである。体育ではバトンやボールを使えないし、水泳学習もなかった。家庭科では、今年度は調理実習がないらしい。楽しみにはしていなかった授業参観や研究授業がある割には、楽しみにしていた修学旅行はなくなったし、運動会もやると決まるまで偉く長い月日を要した。決まってからも、「あれはどうするんだっけ?」「そんなの聞いていないけど!」と、日々混乱と話合いに奪われていく毎日。

一番大事なはずの授業準備の時間がどんどん削られていき、自分だけではなく全体的にどうもアタフタしているように思える。色々なことをやっているつもりが、前に進んでいない気もするが、カレンダーだけはとぶようにめくれている。

個人的な事を言えば、運動会の次の週に研究授業、その次の週頭に校外学習が入っていて、11月は運動月間で委員会に出ずっぱり=休み時間が1日もない。故に、色々な事を同時進行する必要があり、10月始まって7日間で残業時間が35時間近くに達している。過労死ラインが霞むくらい、残業しまくっている。

 

そんなわけで、心身共に疲れ果てており、余裕も何もあったものじゃないのだが、教室にいる時間は純粋に楽しく過ごせている。多少のトラブルや個々の課題はあるにしろ、今年の学級は凄い子たちで溢れているなあ、と感心しきりである。自分たちで声を掛け合い、アイデアを出し合い、教室や授業をデザインしている。前に出るのが苦手な子も上手に周りをサポートするし、必要であれば前に出る事だって出来る。そして何より、全体的に明るい。(これが個人的には一番大切なことだと思っている)

自分がもたせてもらうには贅沢すぎる学級である。今、経験したことのないような忙しさに直面しても、何とかやっていけてるのは、ひとえに子どもたちのおかげである。

 

経験則でいうと、11月は、それなりにトラブルが増えてくる時期である。後半戦、出だしが重要だと毎年思っているが、今年はこんな状況だからこそ、いつも以上に子どもたちに伴走したい。残り半年で、一人ひとりが「これが好きだ!」とか「こんな自分になりたい!」というイメージをもって卒業させられるように、毎日を楽しんでいきたいものである。