新米のtrance/forme

独り言です。心と体のバランスをとるために。

感動をありがとう!〜最後のお楽しみ会〜

今日、交流級で、最後のお楽しみ会があった。もちろん、我々支援級も呼んでもらって楽しんだ(しかし、これは決して当たり前ではないのだ。普通に混ぜてくれるあの子たちは、優しすぎる。子どもはまだしも、大人まで混ぜてくれるなんて素敵な思いやりだ!)。
ドッジボールで体を使い、English gameで頭を使い、ほぼほぼ御開きかな?と思った頃。子どもたちが「目つぶって外へ出て」と促す。ふざけてるのかイマイチ信用されてないのか、途中で配膳台のカバーを顔にかけられる。ほんのりと臭う。
そうこうして、子どもにエスコートされ、隣の教室。椅子に座れと言われ、大人しく座る。完全に無抵抗である。
そして、カバーを外されて、視界が開ける。目の前には、いつもの光景。そして、いつものメンバーが、いつもとは違う雰囲気で、最後のプログラムをはじめる。
そう、サプライズだ。私は、今年、サプライズを受ける側だったのである。


この学年の子たちとは過去2年間、一緒にサプライズを作ってきた側だった。4年生の時には、異動する担任の先生にビデオを作った。昨年は、担任の先生は異動しなかったが、感謝の気持ちを伝えたいということで、やはりサプライズを企画した(子どもたちはてっきり、その先生は異動するものだと思っていたようだが)。
自分で言うのも何だが、私はサプライズが割と得意だ。気づかれずに遂行する自信もある。職場で遂行したサプライズは、子どもも大人も関係なく、ほぼ100%気づかれずに成功しているはずだ。故に、実は少し前から、「怪しいな」とは思っていた。笑 ただそれでも、内容までは探りたくなかったし、探るつもりもなかった。中身さえ知らなければ、知っている内に入らない。


だから、今日は純粋にサプライズを楽しめたし、感動した。私が過去に企画したものよりも、ずっとずっと良かったと思う。
まずは、歌だ。誰が選曲したのかは知らないが、ナイスチョイスだ。いきものがかりの「ありがとう」。決して上手ではなかったが、お上手な歌よりもグッとくるものがあった。特に2番の、
「“あなたの夢”がいつからか “ふたりの夢”に変わっていた 今日だって いつか 大切な 瞬間」
という歌詞は、まさに私の学級の1年間を映しているように思い、つい泣きそうになった。

 

そして、寄せ書きのプレゼント。

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中身を開けてみると、素敵な言葉の数々。私はここへ来て3年目だが、2年間とか4年間ありがとうとかいうコメントもあったりしてツッコミもしたくなったが(笑)、あの子たちの思いがたくさん詰まった寄せ書きだった。

きっと、いや絶対、一生の宝物になることだろう。

 

以前にも書いたが、この学年の子たちには何度も精神的に助けてもらった。あの子たちがいなければ、今私はここにいない。だから、個人的にはたくさん借りがあるのだ。なのに、最後にこんなプレゼントまでもらってしまい、また借りが一つ増えてしまった。

全てを恩返しすることはきっとできないが、あと3日。全力で楽しんで、そして、最高の卒業式を創り上げる。世界一の時間を提供して、大きな声で送り出す。これが、きっと私にできる精一杯の恩返しである。

明日は予行練習。まずは一発目、泣かない程度に、気持ちのこもった空間を生み出したい。