新米のtrance/forme

独り言です。心と体のバランスをとるために。

いよいよ明日から

新年度が、新学期が始まる。

今日は朝から新6年生も登校し、入学式の準備。

一緒に準備しながら感じたのは、新6年生は、自分たちが昨年度共に過ごした6年生とは正反対のキャラクター。どちらかといえば論理的に考えることが得意だった昨年度の子たちとは違って、今年の6年は瞬間的なパワーや爆発力が持ち味なのだと思う。この子たちが"バトン"を受け継ぎ、今年の学校を引っ張っていくのかと思うと、少し面白い。明日から、学校全体がどのように動いていくのか楽しみである。昨年度とはカラーが少し変わりそうだ。

 

午後は、新しいクラスの準備。昨日も少し書いたが、実はまだ気持ちが100%整っていない自分がいる。新しい学年、クラスは諸事情もあってちょっと自分が背負うには重たすぎるし、まだ、ふと送り出した子たちのことを考えている瞬間もある。

そして、明日からの出会いに少し怯えている自分もいる。自分をわかってくれていた子たちと別れ、新しい子たちと出会うこと。自分のやり方や考え方を受け入れてもらえない可能性だって大いにあるし、相性もある。ましてや、クセのある私だ。全てがうまくいかないのは当然として、どのくらい上手くいくのかさえ未知数なのである。毎年そうだが、何年目になろうが、持ち上がりだろうが、真新しい出会いだろうが、最初は緊張するし、怖いし、どうしても臆病になる。今年は重責を感じているため、尚更そうだ。

ドキドキして、眠気が全く来ないのは、このシーズン特有の現象である。

 

しかしまあ、先輩方と話して感じたのは、誰でも実はそんなものなのだろうということである。ベテランの先輩だって、最初は緊張するそうだ。

それに、どうしたって明日はくるし、だったらやるしかないのである。自分の持ち味は、明るさとパワー。授業は下手な上に、人間的にも優れているとはいえない自分が暗かったら、何の取り柄もない。とにかく、はじまったら大きな声で、力一杯笑顔でやっていくしかない。それが、自分のできる唯一のことなのだ。これまでもそうだったように、できることは少なくても、持っている手札を組み合わせて、最善を尽くせるように気持ちを整えていきたいと思う。

 

大人でも緊張するのだ。子どもはきっと、もっと緊張していることだろう。だから、まずは明日、出会いを曇らせないように。新しい1年を共に過ごす子どもたちを、暖かく迎えられるように。それぞれの不安の中から一筋の光を探して、それを頼りに一緒に夢を見始めたい。

 

そんな、ただの気持ちの整理の文章。

 

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↑未だに不安な時に一番に心の拠り所にするのは、9年前に初めて出会った子たちからのプレゼント(以前も紹介したな)

これらを読むと、いつでも初心に戻ることができる。本当に、何年経っても人生の恩人たちである。この子たちも、今春から大学生!時が経つのは早い!

 

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もちろん、これまでの数年間の子どもたちからのものも見る。年々見るものが増えていく。

 

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そして今年も、心の拠り所になる宝物がまた一つ増えた。歳を重ねる度に、心の支えが増えていく。きっと一人ではないのだから、頑張らないと。