新米のtrance/forme

独り言です。心と体のバランスをとるために。

サッカーの魅力とは?〜原点に戻った授業研〜

今日は、今年度最後の授業研だった。

雨男の名に恥じぬ、雨の予報。それでも、今日に限っては、私の思いが勝ったと思う。ギリギリのところで、天気は持ちこたえてくれた。

はじめての、普通級での授業研。題材は、人生の半分以上を占めていると言っても過言ではないサッカー。否、ボール蹴りゲームである。

 

結論から言えば、今日は大失敗だった。直前まで珍しく緊張していたが、腹をくくってぶつかって、粉々に粉砕された。笑

いや、あんなにガチャガチャになるとは、見通しが甘かったとしか言いようがない!

ただまあ、失敗したという事実は誰よりも自分がよくわかっているので、後日のふり返りではたくさんアドバイスをいただきたいと思っている。チャレンジした末の失敗。ダメなりに自分の中ではスッキリしている。

 

ところで、この単元をつくる際に、「サッカーの魅力って何だろうか?」と改めて考えた。20年やってきた人の視点ではなく、初心者のように。初めてボールを蹴る人に、わかりやすい、誰でも嬉しい魅力って何だ?将来、ゲーム中にボールから逃げない子どもたちを育てるにはどうする?

検討でも色々と出た。パス、チームで連動した作戦、チームの勝利。どれも当てはまる。絶対的に、それらの要素は魅力的だ。

ただ、一番シンプルでわかりやすい魅力って何だろうと自分なりに考えた末に、個人的には「ゴール」にたどり着いた。

シュートがゴールに入る瞬間。サッカーをはじめたばかりの自分は、この瞬間が一番嬉しかった。もちろん今だって、点を決めれば最高の気分だ。そして多分、この感覚を嫌う人はいないんじゃないかと思う。少なくとも自分は。

だから、その観点で授業をつくった。1時間で、極力全員が点を決められるゲームをつくった。その結果として、ガチャガチャするものになってしまったが(これは自分の実力不足である!成長しなければ!)、終わった後に書くカードには「点が入って嬉しい」とか「シュートをたくさん決められるようになった」という言葉がたくさん書かれていた。ありがたいことに、「サッカー楽しい」という言葉もたくさんもらっている。

 

だから、授業としては5点とか10点レベルでも、子どもたちがサッカーの魅力に少しでも触れられたのであれば、それは自分にとって大きな意味をもつ。もちろん、将来的にはその二つを高いレベルで両立できるようにしていかなければならないが...一人でもサッカーの魅力を感じてくれていれば嬉しい。

 

明日が最終回なので、最後は細かいことは抜きにして、思いっきりゲームを楽しんでもらいたいと思っている。